こんな話があります。ある世界的に有名なミュージシャンが記者のインタビューにて、

　『もし、あなたの音楽を聴いてくれるファンがいなくなったらどうしますか？』

　と問われたとき、彼は、音楽は一切やらない、楽器を弾くこともやめるだろう、とキッパリ答えたそうです。

　
　音楽にとって他人に聴いてもらうこと、そして共感してもらうことは、ものすごく大切なことです。楽器を練習したり演奏する上で大きなモチベーションになります。

　承認要求というと今の時代、結構なネガティブワードのようですが、
 

　“ささやかな承認要求”

　とでも言ったらよいでしょうか、互いに共感し、認め合うことで自分自身の音楽は上達し、より洗練されたものになっていくのだと思います。

　楽器を演奏すること、これは、一人で楽しめる趣味であることは間違いありません。

　今や多様化した音楽ジャンル、時代性によって、ますます一人で音楽をリスニングする機会も増えており、この延長線上に楽器を演奏することを位置付けている人も少なくないでしょう。

　一方、誰かに聴かせたい、聴いてもらいたいその気持ちは、音楽をやる、つまり楽器を演奏することの意義を限りなく高め、大きなモチベーションになっていくと思います。

　まずは、家族、パートナーや子供、両新、親戚、友人など身近な人達に聴いてもらう のはどうでしょう。


　それをクリアできたなら、人前で演奏できる機会を自ら設けたり、そのような場所に行ってみたり、または録画、録音したものをネットにアップして共有することもできると思います。

　新しい時代には、孤独になりがちな一方で、容易にオープンになれる、他人と繋がることのできるツールも揃っています。やるかやらないか、一歩を踏み出すかどうかは、あなたの気持ちと行動次第なのです。


　気持ちがあればきっとできるはずです、やってみたら楽しい！のは間違いないのです。
　
　自分自身の話しで恐縮ですが、ずっと恥ずかしいなぁとためらって躊躇していたバンド活動も40過ぎから一念発起で始めたら、これが楽しくてやめられなくなってしまったのです。

　バンド活動なんて敷居が高くて、とてもとても・・・無理、そんな方にお薦めなのが小さなオーケストラと言われるギターです。歌いながらコードで伴奏も弾けるし、上達すればメロディーを弾きながら伴奏だってできてしまう。

　毎日の練習をSNSにアップして自分の成長を楽しんでいる人たちも大勢います。

　そして、もっともお薦めなギターが ナイロン弦を貼ったギター、つまりナイロン弦ギターなのです。

　優しくふくよかなサウンドは、鉄弦のアコースティックギターにはない艶やかさがあります。

　ナイロン弦ギターの中でも、クラシックギターよりも弾きやすいフラメンコギターを初心者さんにもっともプッシュしたいと思います。

　当ショップで、どうしてナイロン弦ギターとしてクラシックギターを扱わないのかというと弾きやすさの点で圧倒的にフラメンコギターが勝っているからなのです。

　そして、これが一番大事です。
　
　フラメンコギターを使うからといってフラメンコを演奏する必要はないのです！
 

初心者さんこそ、フラメンコギターを使って下さい！

 

　次のページでは、初心者さんにお薦めするフラメンコギターの特徴に迫っていきたいと思います。

　フラメンコギターはまだまだ誤解されて敬遠されているナイロン弦ギターでもあります。

　その誤解を一気に解決していくのが当ショップの１つの使命だと思っています。どうか一緒にフラメンコギターの可能性を探していきましょう！

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